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【2019年凱旋門賞】日本と欧州における競馬の違いが鮮明になった結果

先日、フランスロンシャン競馬場において、凱旋門賞が施行されました。

エネイブルの史上初凱旋門賞3連覇に焦点が集まりましたが、惜しくも2着、勝利したの地元フランスのヴァルトガイストでした。

究極のパワー馬場を正攻法の競馬で押し切ろうとしたエネイブルを最後の最後でスタミナを温存したヴァルトガイストが差し切る競馬になりました。

レースとして非常に見応えがあり、楽しい時間を過ごすことができた人も多いと思います。

その一方、日本馬が最下位とブービーに終わり、残念な感情を覚えた方も多いと思います。

重賞競走を勝ったこともない格下馬にも大惨敗しているので、これは競馬の質そのものが違ったと定義してもよろしいでしょう。

実力云々のレベルではありません。

行われている競技種目が全く違うと考えてもよいでしょう。

そもそも日本と欧州では主流になっている血統が全く違います。

ヴァルトガイストの父は「ガリレオ」です。

日本ではスピード不足で全く対応できない「サドラーズウェルズ系」です。

歴史的名牝エネイブルの父は「ナサニエル」です。

こちらも「サドラーズウェルズ系」です。

ヴァルトガイストとエネイブルを日本で競走馬生活を送ると、どのような成績になるでしょうか。

もしかすると、未勝利戦を勝利するのに苦労するかもしれません。

そのくらい日本と欧州ではやっている競馬がそのものが違うのです。

凱旋門賞に挑戦するというのは、一見、かっこよく見えます。

しかし、凱旋門賞に出走した馬のその後の成績は何らかの後遺症が残っている馬が多いです。

馬券を買う人間としては、毎度毎度日本馬が人気を吸っていただけるので、美味しい思いもできるのですが、今回の凱旋門賞挑戦は「ある種のむなしさ」を覚えました。

普段競馬を見ても「馬券」以外のことはあまり考えていない当方が感じるのですから、多くの人が同様の「むなしさ」を感じたと思います。

どうも日本人全体がオルフェーヴルの蹄跡を追いかけているような気がしてならないのです。

オルフェーヴル、特に最初の挑戦は、現在に至るまで物議を醸しておりますが、負けたことは事実なのです。

そしてオルフェーヴルが走った当時の馬場と現在の日本の馬場は「全く」と形容してよいほど違います。

各競馬場において高速化が著しく、日本競馬はかつて目指した欧州競馬とは真逆の方向性に向かい続けております。

高速馬場を全力で走るために生まれ、育成させた競走馬を突然究極のパワー馬場を走るように命令する。

ある種の「虐待」のような感慨を覚えた方も少ないないと思います。

今後本気で凱旋門賞を勝利したいのであれば、覚悟を決めて、エルコンドルパサーのように、しっかりと欧州に滞在し、かつ欧州よりの血統馬で専念するしかないと感じております。

現在のような使い方を続けるのであれば、凱旋門賞が一流馬の墓場にも思えてきます。

ドバイや香港の海外挑戦とは全く違うものとして、考え直す時代が到来しているように思えます。

以上、令和時代になり、レコードが連発する日本競馬と真逆のレースが行われた欧州最高峰のレースを見た感想でした。